アイドル評論家

アイドルについてつらつらと評論します。(オタクはアイドル評論をするな)

元AKB48達家真姫宝の、煌めき☆アンフォレント加入に見る女性アイドル界の今後

アイドル界はめちゃくちゃだ。

 

J=Jの高木紗友希は、優里とかいう男なんか女なんかようわからんシンガーソングライターと熱い恋の炎を燃え盛らせているし、本当にアイドルが好きで、本気でアイドルをしている印象の強いハロプロですらこの有様なのが、本当に、うう。。。

 

(優里さん朝の情報番組で歌ってるの見ましたがめちゃめちゃ歌うまかったし好青年って感じで好感しかありませんでした。)

(けど多分こういう人に限って生活面がルーズで女性関係にだらしないんだよね。全部お見通しやから。)(言いがかりですすみません)

 

今回したい話はそんなことではなく、アイドルとは何か?とか、もっとそういう核の部分だ。

五等分の花嫁を見て「作画崩壊マシになったなw」「今期の二乃ちゃん、萌え〜〜〜〜〜」だの言うのではなく、「アニメってなんだっけ?」と考えさせられるような、四畳半神話大系のような哲学がそこにあると考えていただきたい。その哲学を乗り越えたときに、ブレイクスルーがあるのだ。

 

僕の好きだった手羽先センセーションというグループは、昨年6月に加入した新参者を1人残し、昨年12月にみんな辞めてしまった。

 

事務所との方向性の相違、などとバンドの解散理由のような口実で辞めた子もいるが、一説には、新参者を無理にでも加入させた運営に不信感を募らせたから、などと言われていたりいなかったり。

 

その新参者もどうやら相当訳ありのようだが、1人グループに加入して、元より仲の良かった卒業メンバーたちの間で肩身狭そうなのは確かに可哀想とすら思ったし、今は仲の良かったアイドルたちとそれなりに伸び伸びやっているようなので、まあよしとしよう。

 

そう、ここで出てくる「仲の良かったアイドル」というのが、元煌めき☆アンフォレントのメンバーなのだ。

 

キラフォレも、手羽センとほぼ同時期にメンバーがごっそり辞め、人員を一新したわけだが、キラフォレ新メンバーには元手羽先センセーションのメンバーがいたため、

 

 

「東海アイドル、事実上のトレードしてる件wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

 

などと一部で騒がれた。

 

 

このトレードと同じく、キラフォレ新メンバーとして注目を集めたのが、みなさんご存知、元AKB48の15期生「達家真姫宝」である。

 

多くのアイドルオタクは、AKB48が全盛だった2013年の加入メンバーである彼女の名前を知っていただろうが、その後も追い続けていた人間はごく少数だっただろうし、いつAKBを辞めていたのか、などは知らなかった人が多数派だったろう。私もその1人であった。

 

卒業時期を知るために、秋元Gオタク御用達の「エケペディア」で調べてみたところ、卒業発表が2020年10月28日、卒業したのが2020年12月11日とのこと。

 

キラフォレへの加入が発表されたのが2021年1月14日なので、卒業する段階でおおよそ話はついていたと考えるのが自然であろう。

 

 

やばくないですか?????

 

 

これはアイドルオタクとして看過できない事件だ。

 

私は、アイドルオタクというものは本質的には個人を推すことはないと考えている。

 

「◯◯ちゃんの、この曲の、あの振り付けが好き」

 

「△△ちゃんと◯◯ちゃんが仲良いの、いいよね」

 

などといった具合に、どれだけ単推しに見える人でも、そのグループの楽曲やメンバーなどと推しメンの関係は切っても切れない。

 

つまるところ、この件のようにメンバーの引き抜きやトレードに近いようなことが容易に行われてしまうと、オタクの視点からして““アイドル””の本質から離れていってしまうように感じるのだ。

 

確かに、HKT48の村川緋杏がSHOWROOM切り忘れの際に漏らしていたように、今のAKB48の基本給は雀の涙ほど少ないだろう。

そのため、外部露出の少ない達家真姫宝のようなメンバーにとっては、キラフォレでの特典会の収入の方が凡そ高くなると検討がつく。

またAKB48所属であるより行動の制約(レッスン、SHOWROOMなど)も少ないだろうし、アイドル個人としてのメリットは大きいかもしれない。

 

運営目線からしても、元アイドルのメンバーを引き抜くことで、新たな顧客層の獲得が期待でき、収益の観点ではむしろプラスを見込めそうではある。

 

 

しかし、このシステムに対して私は相当な嫌悪感を覚える。

 

 

アイドルって、何?